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4月末から地震活動が継続している神奈川県の箱根山ですが、国土地理院が調査を行ったところ、5月21日に最大で20センチの隆起が観測されていたことが分かりました。
国土地理院によると、2014年10月から2015年5月21日までに箱根山の大涌谷周辺で20センチの隆起を観測し、今月だけでも最大15センチも地面が盛り上がっていたとのことです。

2014年10月から2015年4月の隆起が5センチ程度だけだったので、今月の15センチという値は非常に大きいと言えるでしょう。
これは今月に入ってから急激に箱根山の活動が活発化していることを裏付けていると見られ、気象庁は引き続き、小規模な噴火が突発的に発生する恐れがあるとして注意を呼び掛けています。



☆箱根山で最大20cmの隆起 浅間山も地震急増(05/23 05:57)
URL http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000051019.html

引用:
 活発な火山活動が続く箱根山の大涌谷で、最大20cm程度の地面の盛り上がりが確認されました。また、浅間山でも火山性地震が増えていて、気象庁が23日、現地調査を行います。

 国土地理院によりますと、大涌谷周辺の半径100mではマグマによって熱くなった地下水の圧力で地面が最大20cm程度、隆起しています。地殻変動が継続しているとみられます。
 一方、群馬県と長野県にまたがる浅間山でも先月末以降、火山性地震が増え、マグマなどの動きを示す火山性微動も観測されています。噴火警戒レベルは「1」のままですが、気象庁は午前、上空から噴煙などの状況を調べるということです。
:引用終了

☆国土地理院
URL http://www.gsi.go.jp/

引用:
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○解析結果からわかること
干渉SAR(2015/5/7-2015/5/21)
・衛星の観測条件が同じ2014年10月9日と2015年5月7日のデータを用いた解析結果との比較を行いました。
・変動の範囲と分布に大きな変化は見られません。
・5月7日から5月21日までの2週間で最大15cm程度※1の衛星に近づく地殻変動が見られます。なお、2014年10月9日から2015年5月21日までの変動量は最大20cm程度※1です。

今回の結果は速報であり、より詳細な分析等により、今後内容が更新されることがあります。
国土地理院では今後も継続的に地殻変動を監視していきます。
:引用終了

☆箱根山で最大20cmの隆起 浅間山も地震急増(15/05/23)


☆箱根・大涌谷の観測強化へ 気象庁が「空振計」設置作業


関連過去記事

☆浅間山で火山性地震が急増、5月だけで600回以上も揺れる!2011年以来の活発化!気象庁が注意喚起!「直ちに噴火はない」
URL http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6584.html