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5月22日に政府が原子力発電所から排出される高レベル放射性廃棄物の最終処分場について、自治体や住民の反発が強くて決まらないことから、国が主導で最終処分場の場所を決めると発表しました。

安倍政権は最終処分地選定に関する新しい基本方針を閣議決定し、全国の全ての自治体が最終処分場の対象になると表明。5月23日から全国9都市でシンポジウムを開催しており、6月からは自治体向けの説明会を行うとしています。
最終処分場の選定に関する基本方針の改定は2008年以来で、自治体側は「国の押し付けは許されぬ」と反発しました。


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☆放射性廃棄物の最終処分場、選定は国主導で
URL http://www.yomiuri.co.jp/national/20150522-OYT1T50075.html

引用:
政府は22日午前、原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分地選定に関する新しい基本方針を閣議決定した。
 自治体が名乗りを上げるのを待つ今の公募方式では選定が進まないため、国が候補地を科学的に示して自治体に地盤調査などへの協力を申し入れるなど、国の主導で処分地の選定を進める。

 基本方針の改定は2008年以来7年ぶり。

 政府は23日から、全国9都市でシンポジウムを順次開く。6月からは自治体向けの説明会も行う。新たな基本方針に基づく処分場や事前調査の必要性などに理解を求める。
:引用終了

☆【核のごみ処分】国の押し付けは許されぬ
URL http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=338338&nwIW=1&nwVt=knd

引用: 
2015年05月25日07時58分
 政府は、原発で発生する「核のごみ」の最終処分に関する新たな基本方針を閣議決定した。最終処分地の選定は自治体の応募を受け付ける従来方式から、国が「科学的有望地」を提示する仕組みへと転換する。
 福島第1原発事故を経た今、国民の懸念はより強くなった。国が主導する形になっても、選定が極めて困難であることに変わりはあるまい。

 処分場を受け入れるか否かは、地域の将来像を大きく左右する問題だ。政府は丁寧に情報を提供した上で、住民らによる自主的な判断を最大限尊重する必要がある。
 核燃料サイクル政策では、使用済み核燃料を再処理してプルトニウムなどを取り出す。再処理後に残る廃液はガラスと混ぜ処理するが、極めて強い放射線を出すため、高レベル放射性廃棄物と呼ばれる。
 政府は2000年、最終処分に関する法律を施行し、地下300メートルより深い地層に埋める方針を決めた。電力会社が中心となって原子力発電環境整備機構(NUMO)を設立し、候補地を公募してきた。
:引用終了

☆「核のごみ」最終処分場 政府、新基本方針を閣議決定(15/05/22)


☆どうなる“核のごみ” 政府が全国シンポジウム開催(15/05/23)


☆最終処分場の環境省説明会 住民側が“ボイコット”(15/05/15)












実際に建設される最終処分場では、地下300メートルより深い地層に埋める予定となっています。今までは自治体の候補地を募集するという形でやっていましたが、自治体のトップが認めても町長や自治会などが猛反発し、いずれも最終処分場の建設は頓挫しました。
そのため、政府は自治体主導から国主導に方針を切り替えて、上から最終処分場の場所を強引に決定するとしています。

現在の日本を見る限り、最終処分場に相応しい場所は福島原発付近だけです。元から国として土地が不足していたわけで、福島以外の場所にすれば、猛烈な反対運動が巻き起こることになるでしょう。
現に自治体の最終処分場選定作業は頓挫しているわけで、日本の原発問題は本当に重要な時期に入っています。

関連過去記事

☆指定廃棄物(放射性物質)の最終処分場、未だに建設の目処すら立たず!宮城や栃木、千葉、茨城、群馬等で地元住民たちが拒否!
URL http://saigaijyouhou.com/blog-entry-5046.html