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*IMD国際競争力ランキングの推移
5月27日にスイスの国際経営開発研究所(IMD)が2015年版「世界競争力ランキング」を発表しました。この最新ランキングによると、日本は27位で前年から順位を6つ落とし、遂にアジアで中国と韓国に抜かれたとのことです。中国は22位で、韓国は25位でした。

GDPマイナス等がランクダウンの大きな要因と見られ、日本は1989年に世界1位を獲得してから順位を落とし続けています。首位は3年連続で米国となり、2位は香港、その下にシンガポール、スイス、カナダの順で続いていました。


☆IMDが2015年世界競争力ランキングを発表
URL http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201505280595/

引用:
ランキング全文は以下を参照。
http://www.worldcompetitiveness.com/press
パスワードはWCY15results

▽ランキング概況
米国は強力な経営効率と金融分野、革新的活動、インフラの有効性の結果トップを維持した。香港(2位)とシンガポール(3位)は4位になったスイスを抜き上位に進出した。カナダ(5位)、ノルウェー(7位)、デンマーク(8位)、スウェーデン(9位)、ドイツ(10位)がトップ10にとどまった。ルクセンブルクは2014年の11位から6位に入った。

アジアはさまざまな結果だった。マレーシア(12位から14位へ)、日本(21位から27位へ)、タイ(29位から30位へ)インドネシア(37位から42位へ)は順位を下げた。一方台湾(12位から11位へ)、韓国(26位から25位へ)、フィリピン(42位から41へ)がわずかに上昇した。

ロシア(38位から45位へ)とウクライナ(49位から60位へ)の情勢は、武力衝突とそれに伴う市場の高い脆弱性が競争力に影響しマイナスに作用した。

中南米では低下のパターンが共通している。チリは31位から35位へ、ペルーは50位から54位へ、アルゼンチンは58位から59位へとそれぞれ下がり、ベネズエラは最下位のままでコロンビアも51位にとどまった。

新興経済圏ではブラジル(54位から56位へ)と南アフリカ(52位から53位へ)がわずかに下がり、中国(23位から22位へ)とメキシコ(41位から39位へ)はそれぞれ若干改善した。インドは44位のままだった。

ランキングはトップクラスの諸国についてひとつの共通性を表している。このランキングのトップ10に入った9カ国は、事業の効率性分野でもトップ10にも入っていることである。
:引用終了

☆日本、競争力27位 中韓に抜かれる
URL http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015052802000245.html

引用:
2015年5月28日 夕刊
 【ジュネーブ=共同】スイスの国際経営開発研究所(IMD)が27日発表した主要61カ国・地域対象の2015年版「世界競争力ランキング」によると、日本は27位で前年から順位を六つ落とした。経済成長率の鈍化などが影響したとみられる。
 首位は3年連続で米国だった。中国と韓国は22位と25位と、それぞれ前年より一つランクを上げており、日本は両国に抜かれた。
 日本は平均寿命や外貨準備高などの項目でトップクラスだったが、財政状態や移民政策、国民の外国語能力などが最低水準とされた。
 ランキングは1989年に始まった。初回は日本が首位となり、米国が3位だった。
:引用終了

☆【宮崎哲弥】実質GDPで米国と肩を並べた『新ドイツ帝国』が世界を滅ぼす!!!年5月26日(火)



国民一人あたりのGDPでも日本は韓国に抜かれる寸前となっているわけで、経済の後退と遅れがあまりにも酷いです。アメリカを超えていたバブル期が異常過ぎたとも言えますが、その反動で本来の水準以下に落ちてしまいました。

また、この時期に開始された消費税も日本の景気を悪化させ、未だに経済の立て直しが出来ないままとなっています。いい加減に国民向けの減税と消費税撤廃をしなければ、日本は何時まで経って沈んだままとなるでしょう。今回の世界競争力ランキングを真剣に見て、日本の経済を改めて見直す必要があります。