福島原発事故が発生してから4日が経過した2011年3月15日に2号機で圧力を下げるために「ベント」という排出作業が行われたとされていましたが、東電の調査でこのベントが失敗していた可能性が濃厚となりました。
東京電力によると、ベントによって水蒸気や放射性物質が通るはずの装置の周辺の汚染を調べた結果、この装置の前後の配管では高い放射線量は検出されなかったとのことです。
ベントが成功すれば、放射能を含んだ蒸気が通るはずだった道に高線量の放射能が無かったことから、ベントその物が失敗していた可能性が高まりました。実際に現場を調査して2号機のベント失敗の可能性が裏付けられたのはこれが初となります。
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